ネタ抜きで3月以降の環境を予測しましょう。
環境の読める人間ではありませんが、今ある情報から自分なりの答えを出してみたいと思います。




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◎【代行天使】
⇒11年度環境を席巻したデッキであり、12年前期も環境トップ最有力候補として君臨すると予想。商売上の理由で、ここまで代行系モンスターへの規制はなし。焦点は代行者系にメスを入れるかどうかだが、上記理由で規制するとは考えにくい。では、どれを規制するかというと、代わりに多く入れられていたカードが槍玉を受ける形になるのでは?
仮にそうなる場合、最有力は【TG】の2枚、すなわちストライカーとワーウルフの2枚になる。
仮にこの2枚を規制をした場合、ダメージを受けるのは【カオス】の部分のみでデッキとしてはパワーダウンには繋がらない、むしろ様々なタイプの【代行天使】にシフトするだけでOKだし、【カオス】に繋げる部分も有用のある闇属性モンスターを用意すればいいので、このデッキに関しては規制しても実質ノーダメージになる(上記でも書いたけどやっぱ代行者次第かな…)。
海外で常々名前が上がる『Reborn Tengu』『Tour Guide from the Underworld』の2枚が解禁されれば、【ツアーガイド代行】が【TG代行】に代わり環境に食い込むかもしれない。良くも悪くも8月の世界大会の結果次第といったところか。


◎【兎ラギア】【甲虫装機】
⇒対抗はこの2つ。まずは【甲虫装機】から。
【甲虫装機】の厄介なところは、魔法・罠ゾーンからの展開。甲虫装機の個性が手札・墓地からの装備展開ゆえに殆ど除去などの影響を受けず、ソリティア級に展開できるため登場前から騒然としていた。ORCSリリース後に瞬く間に環境の一角に入り、12年に入ってからはチャンピオンシップにおける【甲虫装機】の割合が増えている。今や飛ぶ取り落とす勢いのデッキ、まだリリースされて日が浅いため、制限リストへ入るのは少なくとも12年後期。
一方、【兎ラギア】は早い段階で『エヴォルカイザー・ラギア』を展開できれば試合を有利に進められる。しいては『レスキューラビット』が要となっていて、これを展開できるかどうかで立ち回りは変わってくる。『ラヴァルバル・チェイン』によるデッキトップ操作で『レスキューラビット』を持ってこれるのも強みではないだろうか。
このデッキに関しても規制の可能性は低いが、強いて挙げるとすれば『レスキューラビット』。海外環境上の理由で規制される可能性は無くはない。【兎ラギア】に関しては『Reborn Tengu』『Tour Guide from the Underworld』の2枚が解禁されればさらなる強化が見込めるが、それまでに何らかの規制が入ると思われる。


○【ガジェット】
⇒連続展開を軸とする【代償ガジェ】とマシンナーズ・コマンド発売以降、環境に君臨する【マシンガジェ】が現在の推移。エクシーズの大量展開が可能な【代償ガジェ】に、GAOVで登場する『穿孔重機ドリルジャンボ』が加われば、★5エクシーズを含む大量展開が可能になり、それが打点強化にも繋がるので、パワー面ではパワーアップ。
『重機王ドボク・ザーク』の打点を考えれば追随するのが『No.61 ヴォルカザウルス』や『始祖の守護者ティラス』といった面々になる。『血の代償』の処遇によっては評価はマイナス。


○【ゼンマイ】
⇒【ハンデスゼンマイ】が流行しており、次回環境においてはダークホース的存在になりうる。
このデッキはとにかく、序盤で大量にハンデスできるかが鍵。1度に手札を根こそぎ奪うようなハンデスをされた場合、リカバリーが効くかどうかが勝負の分かれ目となる。
但しハンデスに強い【暗黒界】が一番の天敵で、捨てたカードが『暗黒界の武神 ゴルド』や『暗黒界の龍神 グラファ』だった場合、そこから戦線を崩される恐れがある。
良くも悪くも『ゼンマイハンター』の処遇次第なので評価は○。ノータッチなら◎に上がり、逆に規制なら△。


○【カラクリ】【インフェルニティ】
⇒1キル級の力を持つ2つのデッキに関してはまとめて考察。
まずは【カラクリ】。盤面次第では『カラクリ大将軍 無零怒』が2体以上並ぶという強烈な展開を見せるデッキで、その展開力から高打点モンスターによる人海戦術が可能になっている。それだけでも厄介だというのに、さらなるドローはするわ表示形式の変更もされるわと、やられる側にとっては溜まったものではない。リミッター解除はしなくともパワーで押せばいいので、対処できる方法を握らなければ詰む。
問題は『簡易融合』の処遇。このカードが制限リストに入った場合のダメージは大きい。
次に【インフェルニティ】。一時期はトリシューラ3連打で話題を掻っ攫ったデッキも、インフェルニティガンとトリシューラの制限行きで落ち着いた感はあるが、昨今は『ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン』のコピー能力、『インフェルニティ・ジェネラル』の登場、しいては海外のインフェルニティ関連カードの登場により、再び力を取り戻しつつある。特性上、墓地からの展開が中心となるわけで、【墓守】【除外】には弱い傾向があるが、壷に嵌った時の展開力は恐ろしい。
このデッキに関しては規制は一切ないが、『インフェルニティ・デーモン』に関してはたびたびトラブルを聞く。


○【暗黒界】
⇒『暗黒界の龍神 グラファ』の展開が勝負の鍵。基本的にドローとマッドネスを繰り返して立ち回るデッキなので、それらを阻害するギミックに弱い傾向がある。暗黒界モンスターの特性上【ハンデス】には強いので【ハンデスゼンマイ】に対しては天敵級のデッキとなるが、【墓守】【除外系】には弱いためサイド構築も重要な要素になってくるだろう。


△【ラヴァル】
⇒『炎熱伝導場』の登場により、さらなる強化が見込まれたが、高い爆発力を誇る『真炎の爆発』が今後どうなるかで状況が一変する。『真炎の爆発』は【ラヴァル】以外にも【フレムベル】【ジュラック】に対応しており、1枚で大量展開&連続シンクロが可能、その点を考慮すると規制された場合のダメージは多岐にも及ぶ。
『真炎の爆発』が準制限なら建て直しは可能。真価を問われるのは次回環境あたりになりそう。


△【六武衆】
⇒序盤で盤面を整えられるかが勝負の鍵。特に妨害が入らないうちにシエンを展開されると、相手は行動を制限されざるを得なくなる。つまり開始1ターンでシエンを出せるかがポイント。
シエンを出せなくとも、物量で押せば相手のライフが一気に消し飛ぶ。人海戦術を行い、エクシーズに繋げるタイプの【六武衆】なら、★3のエクシーズが2体以上並ぶ。その場合の候補はリバイスドラゴンやブリリアント辺りになりそうか。


△【除外系】
⇒デッキからのコールを主軸とする【剣闘獣】との相性は最悪だが、それ以外、特に墓地タクティクスを中心に行うデッキに対しては刺さりまくるので、地雷としての役割は充分に担える。


×【バーン系統】
⇒エクシーズの登場以降、【ロックバーン】は『平和の使者』を使わないとロックが困難になっているし、【フルバーン】【チェーンバーン】はドローがキモとはいえ、昨今の環境では全くといっていいほど見ない。『大嵐』の復帰でロックが困難になった事を考えると、ソリティア級の立ち回りをしない限り、環境に食い込むことは不可。
そもそも名前すら上がらないデッキに環境云々っていうとなぁ…。


×【TG】
⇒他デッキへの派遣が災いして、実質【純正TG】は構築困難に。



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とりあえず自分の知りうる限りではこれらのデッキが有力。
2期以上も同一デッキが環境のトップを走るのは、企業としてもマイナスだと思うんだ(´・ω・`)