ネタ抜きで9月以降の環境を予測しましょう。
環境の読める人間ではありませんが、今ある情報から自分なりの答えを出してみたいと思います。




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◎【代行天使】
⇒世界大会で優勝を勝ち取ったので何かしらの制限は課すだろうと思いきや実際はノータッチ。世界大会優勝以外ではほとんど目立っておらず、それにヒュペリオンはストラクの看板カードということで、おそらく規制にも入ってこなかったと推測。規制から逃れたこともあり、11年度後期も前期と変わらない運営がなされる模様。従って、後期の環境トップとして君臨することになるだろう。運がらみになるが一応アースとヒュペリオンさえあれば1キルは可能。


◎【ライトロード】
⇒開闢の使者の緩和、裁きの龍の復帰により力を取り戻した感はある。開闢の展開条件である闇属性モンスターに関しては準制限に緩和されたネクロガードナーを始めとして、それを墓地に送る終末の騎士などがいる。【ライトロード】は自身の墓地を肥やすギミックのため条件が揃いやすい。そのため、裁きの龍と開闢の連続展開が可能となる。場を一掃してからの連続展開は脅威といえる。とはいえ、ルミナスが制限カードのため、展開力に難があるのが懸念材料。墓地肥やしに特化するか展開力に特化するかはプレイヤー次第といえる。


◎【暗黒界】
⇒【暗黒界】はストラクチャーデッキにより強化され、瞬く間に頭角を現している。デッキ構成上、手札事故が心配されるデッキだが、門のドロー能力とスノウのサーチ能力により回転率は上がり、加えて雷+グラファが通れば擬似ゴッドバードアタックと化すので、場をがら空きにしてのグラファ展開は心強い。相手はいかに雷orグラファをどうするかが鍵となる。一番の有効打は除外だが、大嵐の解禁により対策は可能。今後は【代行天使】【ライトロード】にどう食い込むかが焦点となる。


○【X−セイバー】
⇒海外で流行したデッキ。海外先行カードによる強化により、このデッキもまた数による展開ができるようになった。ガルドストライク、フラムナイト、フォルトロールと、タイプ的には数による展開からのシンクロが中心となるが、最大の懸念材料である王宮の弾圧が禁止になったことが追い風となっている。今後は環境の一角に食い込むことが予想されるが、相手デッキによっては苦戦を強いられることも。特にハンデス型を組む場合は注意が必要。


○【六武衆】
⇒シエンと狼煙の2枚が制限行きを受けているとはいえ、シエンに関しては魔法・罠の連続発動をしない限り1枚で十分に機能するので実質的には弱体化はしていないと踏む。とはいえサーチに絡むカードは軒並み規制されたため、展開力に若干の陰りは見えた。今後は大嵐が最大の敵となる。関連カードの規制は逆風だが、それでも環境の中に留まると思う。


△【魔轟神】
⇒回転力と展開力が凄まじいため、一度に3体以上のシンクロモンスターが出るのはザラ、その気になればクェーサー3体も可能だった。しかしハイパーライブラリアンを始めとするドローブーストが軒並み制限カードとなった今、【魔轟神】はハイパーライブラリアンが出る以前の水準に戻った気がする。それでも回りきれば1ターンに5回程度シンクロを行え、シンクロモンスターが3〜4体といったような場を作ることが可能。クェーサー3体は流石に難しいかもしれないが、回転力・展開力ともに申し分ないデッキなので、もしかするともしかして、になるかもしれない。


△【エクシーズ】
⇒GENF以降エクシーズの展開機会は増えているが、それでもシンクロと比較するとまだまだ押されている感は否めない。今後伸びるかどうかはVB14以降の展望次第。既存デッキのエクストラをエクシーズに回すだけで、普段とは違った動きができる。加えてサモンプリーストが準制限に緩和されたので、今後は先行ショックルーラーなどの展開が多くなるだろう。


△【TG】
⇒ハイパーライブラリアンの制限行きで展開が難しくなった感がする。特にデルタアクセルシンクロ
を行うタイプの【TG】が打撃を受けた格好となり、いわば巻き添えを食った不運なデッキと云わざるを得ない。しかしながら【ガジェット】と組み合わせた【TGガジェ】などが台頭しているので、そう悲観することはないだろう。しかし【TG】といえばやはりデルタアクセルシンクロという印象。それだけにライブラリアンの制限は痛すぎる。


△【BF】
ゴッドバードアタックが規制解除となったのだが、最早主体となるカードが規制された今の状況では、環境に返り咲くほどの力を取り戻すに至っていないのではないだろうか。今後は大嵐とライオウが最大の敵となるので、ここらの対策如何次第となる。


△【儀式系統】
⇒儀式系統は【パーデク】【リチュア】の2種が主流となっている。9月期の改定では巨大化が規制解除となったこともあり、【デミス】の復活かと囁かれているが、しかしながら【デミス】が環境を席巻するのは考え辛く、流行したとしても中堅止まりになるのではないだろうか。しかし【デミス】に関してはデビルドーザー以外にも古代の機械巨竜と組み合わせた【デミスギア】、E−HEROと組み合わせた【デミスガイア】などがある。【デミス】は一発性の高いデッキだが、全てを封殺する【パーデク】とバウンスが主体の【リチュア】と比較するとどうもな…という印象。


△【シーラカンス
⇒フィッシュボーグガンナーが禁止行きを受けたが、魚チューナーのスロットをタウナギに回すか、エクストラをエクシーズに回すだけで運用が出来るので、実質的な被害は少ないと見る。PHSWで登場したキラーラブカにより防御面の足回りは強化されている。対処はほぼシーラカンス一点なので、いかにシーラカンスを守れるかがポイントとなる。シーラカンスに関しては陵墓とスターブラストどちらかを採用するかによる。ライフコストの面で言えばスターブラストの方がエコなんだが…


△【ソリティア
⇒メンタルマスター、フィッシュボーグガンナーの2枚が禁止になったため、自己再生が可能なチューナーモンスターとのコンボによる大量展開・大量ドローが難しくなったが、一方で魔法カードの大量消費による特殊勝利や1キル(【エクゾディア】【残骸爆破1キル】など)に対してはノータッチであるため、今後はシングル戦限定ながらそちらの方が主流となるだろう。【ソリティア】は基本的に相手を不快にさせるデッキであるため、使用には注意が必要。


△【帝】
⇒大嵐、ライトニングボルテックスなどで相手フィールドを掃除した後ライザー→ライザー→ガイウスなどと繋いでいくとそれだけで相手は死ぬ。【帝】は現在、氷帝メビウス風帝ライザー邪帝ガイウスの3種が鉄板となっていて、他の帝の追随を許していない。しかし事故が最大の敵なのは言うまでも無いので、やはり敬遠されがちになるのかもしれない。


×【ロック系統】
⇒エクシーズの登場によりロックは難しくなっている。エクシーズを使わないデッキ相手ならなんとかなるが、エクシーズを多用するデッキ相手には簡単にロックを破られる。平和の使者3積みなら高パワーのモンスターを封じれるので、今後のロックデッキは平和の使者が主体となるだろう。しかし最大の敵である大嵐が復帰したことでロックが破られやすくなった。今後は大嵐対策が課題。


×【ジャンクドッペル】
⇒パーツが軒並み規制されたため、壊滅級の大ダメージ。


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とりあえず自分の知りうる限りではこれらのデッキが有力。
…今思ったんだけど、11年後期の環境ってリスト抜きで考えてみたら、03年後期〜05年前期ぐらいの水準に戻ってる感じがするんだけど。
自分はこの時期はOCGに参戦していないんで、どんな感じのものだったのか解らないんですが、この改訂はどう見繕ってもパワーインフレと高速化に拍車をかけてるような気が…。
そしてこの状況下をエクシーズは生き抜けれるんでしょうかね…?


そして相変わらず資金不足が足枷になってる状態。早く脱したいけど仕事がね…。