VJフラゲによると、2月からの制限改訂は以下の通りとの事。


◆新禁止
《異次元からの帰還》


◆新制限
《E・HERO バブルマン》
《海皇の竜騎隊》
《デビル・フランケン》
《ヴェルズ・オピオン》
《七星の宝刀》
《封印の黄金櫃》


◆新準制限
《焔征竜−ブラスター》
《巌征竜−レドックス》
《瀑征竜−タイダル》
《嵐征竜−テンペスト
オネスト
《ゾンビキャリア》
《ローンファイア・ブロッサム》


◆解除
《剣闘獣ベストロウリィ》
《神秘の代行者 アース》
デブリ・ドラゴン》
《N・グラン・モール
冥府の使者ゴーズ
《ライオウ》




本題
…は続きから。




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◆今回のリストについて
海外の現行リストに合わせて来た、という印象。
但し海外の現行リストと同じ裁定は一部のカードのみで、それ以外では―――等…


・HERO
【アライブHERO】への規制。
《E・HERO バブルマン》がこれでもかというぐらい動き回るからこそ先攻ルーラーができる。今回の裁定はそれに対する規制。
海外では《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》と《E・HERO エアーマン》が禁止にされてるが、日本では今回《E・HERO バブルマン》が規制されるため、今後は路線変更を余儀なくされそう。


・《デビル・フランケン》
緩和は相当拙いと思うだろうが、今の環境ではリスクだらけ。カードパワーとしては低下したと判断されての解放と推測するべきか。
《巨大化》とのコンボが恐ろしいとはいえ、《エフェクト・ヴェーラー》などの防御カードが豊富にあるため使用にはリスクが伴うかと。


・その他の制限カード
この辺りは《ヴェルズ・オピオン》を除き海外の現行リストと同じ。
《ヴェルズ・オピオン》が規制されたことで、【ヴェルズ】は動きにくくなりそう。


・準制限
これらは海外の現行リストでは全て制限カードとなっているカードだが、今回の日本版リストでは新準に指定されている。
オネスト》《ゾンビキャリア》《ローンファイア・ブロッサム》の3つの緩和は光属性デッキやシンクロを駆使するデッキ、はたまた植物デッキにとってはメリットとなりうる。


・4征竜
欲を云えば足回りだけでなく征竜にも海外現行リストに合わせるべきなのだが…。
何かしらの意図・事情の有無があるにしても、さらに半年以上も同じデッキが環境を席巻するのは環境の流動にはならずむしろマイナスだと思うのだが。
日本版リストにおけるこの裁定は有情故と見るべきか否か。新興テーマが征竜を退けられればこの裁定はアリってなるんだけど…


・解除カード
【剣闘獣】に関してはかつての力を取り戻したが、環境に食い込めるかは不明。
【代行天使】もかつての力を取り戻したが、環境に食い込めるかはこれも不明。
冥府の使者ゴーズ》は今後『トラゴーズ』5枚体制となり手札に来ただけでも脅威だがスロットがなぁ…。
デブリ・ドラゴン》は征竜の規制で、と思うが寧ろ《星態龍》展開の機会が増えたと考えると…
最後に《N・グラン・モール》は特殊召喚を多用するデッキならワンチャンあるが、昨今は効果除去が多いため出番があるかどうかはデッキにもよるか。


・《異次元からの帰還》
今回の裁定で海外現行リストと同じ禁止カードに。
今や除外ゾーンは『第2の墓地』と化している帰来があるからなぁ…。
今後は《D・D・R》などの除外利用カードが、除外利用の急先鋒になる可能性も。


・《自爆スイッチ》《終焉のカウントダウン》スルー
この2枚は海外現行リストでは共に制限以上の措置が下されている(《自爆スイッチ》は禁止、《終焉のカウントダウン》は制限)が、日本では共にスルー。
つまり問題となっている行為に関してはお咎めなし、という事になる。こういう所こそ海外と同じ裁定にしないと、変な解釈が罷り通るとかしてえらい事になりかねないかと。
遅延行為とかに対して容認されてるって誤解を招くと思うがどうだろうか。


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以上、今回の制限改訂についての雑感でした。
今回の改訂で若干環境が流動すると思うけど、征竜は準になったぐらいで止まるかどうか判らないんだよね。
環境の推移を予想すると、


△〜◎:征竜、アーティファクト
△〜○:森羅、スクラップ、ヴェルズ
○:先史遺産、紋章獣、☆4軸炎星
△:海皇水精鱗、HERO


に、なりそう。
特殊勝利系は【カウントダウン】のせいで心象悪いので論外判定したい。
中堅はスクラップとかの機械デッキなど伯仲しそう。