ソース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061010-00000010-jij-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061010-00000018-jij-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061009-00000381-reu-int
近隣諸国における由々しき事態は、もはや日米の圧力一辺倒の政策によって、回避不可能にまで陥ってしまっているのだろうか。
何故、そこまで圧力一辺倒に拘るのかというと、やはり体制の崩壊にあると踏む。これを書いている頃には、安保理で制裁に関する議論がなされているか、あるいは終わっているかどちらかだと思うが、制裁には近隣諸国の理解が必要である。尤も、今回の"事件"によって、日米の理解を近隣諸国が得られていると確信しているが―――。
となると、やはり制裁への、近隣諸国の"裏切り"に反発することが予想されており、今後も核ないしはミサイルの開発を続行すると思われ、近隣諸国の緊迫はより一層増す。


とはいえ、元はといえば、「核・ミサイルの開発」のトリガーを引いたのは、日米による制裁である、ということは否めない事実。日米が何らかの譲歩、例えば北朝鮮にとってメリットのある譲歩案を示さない限りは、この問題は進展すらしないと思う。圧力一辺倒の外交政策が続けられたがために、最悪の場合、暴発あるいは戦争にまで発展してしまってはどうしようもなくなる。


北朝鮮の暴発及び体制崩壊が米の"狙い"であるとすれば、臨検など先制攻撃の口実を作りやすい環境を与えるよう要求するはずだから、この辺りについて掛け引きが行われるはず。


どちらにせよ、どう転んでも暴発、という所まで来てしまったのだから、アジアの平和のためにも日米が譲歩をして問題解決に取り組むべき。それでも圧力に拘るのなら、"負の無限ループ"は今後も回りつづけることだろう。