ネタ抜きで1504期の環境を予測しましょう。
環境の読める人間ではありませんが、今ある情報から自分なりの答えを出してみたいと思います。



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◎【海皇水精鱗】
CROSにて《海皇子 ネプトアビス》が登場した事で【海皇水精鱗】が返り咲き。《海皇》と《水精鱗》の相性はいわずもがな、《海皇の狙撃兵》が通れば「海皇」モンスターが出、加えて除去からの展開であっという間に自分の場にはモンスターが並ぶ。《海皇の竜騎隊》の効果でDAが可能になるので、場合によってはDAによるワンショットで相手のLPを削り取れる。
1504期は《タイダル》が禁止になったので幾分展開は落ちるが、タイダル以外の主要パーツは規制されてないのでデッキパワーは維持できるだろう。
1501期における、【海皇水精鱗】以外のトップメタが軒並み規制された事で、今後は1強状態になると予測される。しかしそれも4月中のみ、COREがリリースされる25日以降の推移が気になるところ。


◎【インフェルノイド】
特殊召喚にレベル制約があるため常に事故が敵となるが、《ネヘモス》をはじめ効果は強力なので活躍は期待できる。《虚無空間》の制限が追い風となり、加えてCOREに登場する《煉獄の虚夢》によりレベル制約を気にせず展開できるので、墓地次第では大量展開も可能。
融合体も登場し融合軸も一考できるが、困るのは除外。特にHERO相手には《ダーク・ロウ》が刺さるし、インフェルノイド対策でメインから《マクロコスモス》を積まれることが予想される。


○【影霊衣】
1504期によりネクロスは先に指定されたカードを含め、制限カードは3枚になる。しかし個人的にはもっと別なところを規制すれば止まるのでは、と思う。何かそこじゃねーよ、的な。
《センジュ》解放、《マンジュ》準制限だから、安定性は落ちるだろうけど、水精鱗との混成は一考できる。その際には《フィアー》→《アビスリンデ》→《アビスパイク》→《シュリット》or《クラウソラス》の流れで儀式魔法はサーチできるようにして、あとは儀式モンスターサーチを固める形になる、と予想。
あるいは最近流行の【ブンボーグ影霊衣】が、1504期におけるネクロスの主流になると踏む。何より《虹光》が無事なのが幸い、《リリーサー》にも触れていないので規制されたトップメタ勢の中では一番ダメージは少ないだろうか。


○【レッドアイズ】
COREで強化される【レッドアイズ】はデュアルテーマ。《エビル・デーモン》は2500以下の守備力に対する全体除去だし、《黒炎竜》は2400バーン、《悪魔竜》に至っては戦闘ダメージ+バーンダメージの往復ビンタ。これらの効果を出し続けるだけで、相手のライフは底をつく。
デュアルテーマである以上、《月の書》《皆既日食の書》が一番の天敵。次いでバーンダメージを回復に変えるカードや無効化されるカードがサイドに積まれる事も予想される。3月18日現在、スポイラーにてレッドアイズのXモンスターが確認、さらにCPD1にて儀式モンスターも出てくる。これらと組み合わせて4つの召喚法を駆使した【ソピア真紅眼】も一考できる。
親征竜の禁止は功罪の罪の部分が大きいが、それ以前にレッドアイズの促進で禁止になった、と捉えるべきだろう。何にせよ、征竜亡き後の★7Xモンスターの構築は喫緊の課題だろうか。


○【クリフォート】
《機殻の生贄》制限《ツール》準制限がどこまで響くか。
《虚無空間》の制限でペンデュラムに追い風が吹いたが、P特有の弱点は抱えたまま。《ツール》効果の関係でLPをつけこまれる事はしばしばだが、基本的に【クリフォート】はやられる前にやるテーマなので、LPが尽きる前にワンショットできれば良し。
新Pテーマである【イグナイト】が自己破壊による除去とバウンスを繰り返すテーマだけに、相手になった場合の立ち回りが気になるところ。《ツール》を全て処理された際の対策は急務。《アセンブラ》によるドローブーストにシフトされる事も予想される。


○【HERO】
初手で《ダーク・ロウ》の展開をできるかが鍵。《マスク・チェンジ》が速攻ゆえに相手より速く動けるのが良く、《ダーク・ロウ》が出てきただけで大抵のデッキは処理にもたつく。すると今度は《アブソルートZero》が飛んできて余計厄介になる。
【HERO】に限らずどのデッキもそうだが、《虚無空間》が規制されSSしやすくなったが、今度はサーチも封じる《ライオウ》がメイン・サイドに積まれる事が予想される。
今回の改訂では【HERO】は無傷なので、今後も戦線は維持されるだろう。墓地に行きづらいPデッキが天敵になりそうな気がする。


△【新テーマ】
COREに登場する新テーマは【イグナイト】と【アロマ】。
まずは【イグナイト】。通常モンスターで構成されたペンデュラムテーマ。デッキとしてはペンデュラム特有の大量同時展開に加え、《予想GUY》によるSSや《凡骨の意地》によるドローブースト、さらには《融合》を積めば《ワイアーム》の展開もいける。
《虚無空間》の制限によりSSはしやすくなったし、通常モンスターが多いので《スキルドレイン》の心配も無い。ただ、P特有の弱点がそのままイグナイトの弱点になったりする。破壊とサーチを繰り返すデッキなので息切れが心配。
もう一つのテーマは【アロマ】。女性テーマでライフゲインが持ち味。《ジャスミン》を軸に34打点の貫通持ちになる《ベルガモット》を始め、ライフゲインで効果が発揮される《ビッグバンガール》《エンシェント・ホーリーワイバーン》によるライフデスが主な運用になる。
しかしライフゲインテーマということで、マッチキル狙いの遅延行為が多くなると予想される。ワンショットで決着をつけるか、遅延狙いに特化するかは登場後の動向次第といったところ。


△【シャドール】
《ミドラーシュ》が無制限に解放された代わりに、《ネフィリム》が禁止となり《写し身》も制限に。主力をもがれて大幅なパワーダウンを余儀なくされた。主力を失った事で、【シャドール】は再構築を迫られる状況に。
《ミドラーシュ》による牽制は可能だが、自身にも影響が及ぶし打点が低いため、簡単に突破されるのが悩みどころ。当面は《シェキナーガ》《エグリスタ》の2種類が【シャドール】における主力となりそう。除去面でもがれたために、突破が難しいデッキ相手には分が悪い。肝心の墓地肥やしカードも制限カードとして規制されたし…


×【征竜】
書くまでも無いが、壊滅。


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とりあえず自分の知りうる限りではこれらのデッキが有力。
例年で云えば【神曲】は5月あたりに来る、と予想してますが、今後の予定に海外パックの名は入ってないので、(情報が来ない限りは)おそらく日本解禁は1507期以降になるかと思います。


ここまで露骨に販促のための規制をされるとなぁ…
しかしそれもすぐに落ち着くんだろうな…全ては手中、てな感じで。