2015年1月からのリミットレギュレーション(変更されたカードのみ)
【禁止】
「大嵐」


【制限】
「混沌帝龍 −終焉の使者−」※エラッタあり
「キラー・スネーク」※エラッタあり
「重爆撃禽 ボム・フェネクス
「センジュ・ゴッド」
「マンジュ・ゴッド」
「ユニコールの影霊衣」
「簡易融合」
「王家の神殿」※エラッタあり
「儀式の準備」
「継承の印」
「超融合」
「ハーピィの羽根帚」
「現世と冥界の逆転」※エラッタあり
「死のデッキ破壊ウイルス」※エラッタあり
「破壊輪」※エラッタあり


【準制限】
「甲虫装機 ホーネット」
「海皇の竜騎隊」
「No.11 ビッグ・アイ」
「立炎星−トウケイ」
「モンスターゲート」


【制限解除】
「ヴェルズ・オピオン」
「先史遺産ネブラ・ディスク」
「カードガンナー」
「TG ストライカー」
「トラゴエディア」
「ローンファイア・ブロッサム」
「召集の聖刻印」
「ヒーローアライブ」
おジャマトリオ


続きからでは、今回のレギュレーションに関して雑感を。



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◆大嵐について
海外TCGで禁止カードに指定されていた《大嵐》が、ついに日本でも禁止に。
代わりに《ハーピィの羽箒》が緩和されたところをみるに、ペンデュラムの販促が大半の見方だが…むしろ制限復帰した《ハーピィの羽箒》がある以上、共存はマズいって事なのでは。


日本における《大嵐》の禁止は過去のレギュレーションでもやってるんだよね…調べてみたら過去に《大嵐》が禁止になったのは1009期。つまり、4年ぶりに禁止になったという事になる。
先にも述べたが、今回の《大嵐》禁止はペンデュラム販促ないしは『決闘者の栄光』販促のための措置とも見て取れる。自分の魔法・罠も破壊する《大嵐》に対し、《ハーピィの羽箒》は相手のみ破壊。今回の措置の影響は大きいものとなりそうだ。


◆禁止カードの大量緩和について
今回緩和された禁止カードは全部で6枚。そのうち、《ハーピィの羽箒》を除く5枚がエラッタされての緩和となった。エラッタを羅列してみると―――


◇混沌帝龍
・効果を発動したら、他の効果はターン終了まで発動不可
・お互いのカード×300→相手のカード×300に変更


◇キラースネーク
・墓地に有る場合、自SP時に手札に戻せるが、墓地へ送った場合次の相手EPに除外


◇王家神殿
・いずれの効果にターン制限付与


◇現世と冥界
・デュエル中1回使用制限
・自墓地15枚以上→お互いの墓地15枚以上に変更


◇死デッキ
・「相手はデッキから攻力1500以上のモンスターを3体まで選んで破壊できる」を追加
・次ターン終了時まで相手プレイヤーに無敵付与


◇破壊輪
・相手LPに依存
・ターン制限付与


(一部カードを除き)永久に緩和される事は無いと思っていたが…
今回のこの裁定がデュエルシーンにどれだけ影響を及ぼすのやら。


◆新制限カードについて
・《ユニコールの影霊衣》
モンスターをサーチする《ブリューナクの影霊衣》よりも、《影霊衣の万華鏡》《影霊衣の反魂術》もサーチできるこちらを危険視したか。
販促を考えると、レア度の低いこっちを規制しても痛くはないと。


・《ボム・フェネクス
・《継承の印》
散々問題になっていた先攻1キルに対しての鉈切り。《継承の印》に至ってはループデッキ御用達になっていて、こちらも問題。ならば《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》も規制するべきだ、となるだろうが、自分にはポイントの明暗というか、見えない何かが働いてるように見えて…


・《簡易融合》
《ノーデン》への牽制の意味合いが強いが、同時にこれを駆使するデッキにダメージが…


・《超融合》
【シャドール】に対する牽制であると同時に、【HERO】への牽制でもある。
海外TCGでは1501期レギュレーションで禁止カードに指定されている。


こっちに関してはトップメタと先攻1キルへの牽制と言った具合。
《マンジュ》《センジュ》《儀式の準備》の規制は、概ね予想通りといったところ。【ネクロス】に対する梃入れだが、同時に【ネクロス】以外の儀式テーマが大ダメージを被る結果に。


◆新準制限カード規制緩和カードについて
かつてのトップメタが軒並み規制緩和
【TG代行】【先史遺産】【聖刻】は力を取り戻したが、環境に返り咲けるかは未知数。【ヴェルズ】は今後どこまでトップメタに対して地雷の役目を果たせるかがポイントになりそう。


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と、いったところで今回はここまで。


んー…何というか…
今回の裁定は色々とぶっ飛びすぎてる…コンマイはもしかして、「今は環境が高速化してきてついていけないから昔みたいにしてくれ」って声を曲解してこうしたんじゃなかろうか?
ここ1年の販促を観るに、ACVを契機に1からやり直そう、的な―――しかし捉え方としては良い方向に、ではなく、悪い方向に持っていってるって思われてもおかしくはないぞ…今の環境の良い所を全部引き抜いて昔の悪い所突っ込んだ、てな感じで。
エラッタされたとはいえ、それこそ0309期の再来に、もしかしたら最悪なるんじゃないかな…?


今後の推移としては、


◎:クリフォート
○:ネクロス、インフェルノイド、☆10機械
△:HERO、妖仙獣、ヴェルズ
?:新テーマ


になりそう。CROSに【セフィラ】という新テーマが出るので、それの性能次第では環境に食い込めそう。ともかく、エラッタされた《混沌帝龍》がどう立ち回るか見ものではある…




でもやっぱし、同じ轍を踏みそうな気がする。

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