今日の注目SFCソフトはこちら。
キング・オブ・ザ・モンスターズ
 1991年製、旧SNK発のアクションゲームで、SFCに移植されたのは翌年。SFC版の発売元はタカラです。

・ストーリー
 西暦1996年、世界各地で想像を絶するモンスターが一斉に出現、本能の赴くままに暴れ、人類の築き上げた文明を無残に破壊し尽くした。そして、ある時期を境に、モンスターたちは日本に集結した。


>SFC版とMVS版の違い
 まず、MVS版では1ステージ1都市、全6ステージ構成であるのに対し、SFC版では6都市から2都市減り、ステージも1都市2ステージ制に変更がなされている。
 モンスターも、MVS版では6匹なのに対し、SFC版では4匹に減っている。

>操作方法
・通常操作
Y:パンチ、B:キック、A:ダッシュ、X:ジャンプ。各モンスターに設定されている必殺技はYB押し続けて離す。
・ダウン時の操作
フォール:ダウンした相手モンスターと重なった時にY。相手を起こす:ダウンした相手モンスターと重なった時にB。追い討ち:ダウンした相手モンスターと重なった時にA。

但し、オプションによる操作方法の変更はできない。

>システム
 要はモンスター同士のプロレスと思った方がいい。きちんと3カウントを取らないと、勝った事にはならない。

>ステージ構成
MVS版では、ステージ順に、東京、岡山、神戸、京都、大阪、広島となるが、SFC版では岡山を筆頭に、大阪、京都、東京と東へ突き進んでいく。

ステージ1・2:岡山〜モンスター上陸
最初の舞台は岡山。瀬戸大橋を挟んで敵と相対する。海上での戦闘か、コンビナート地帯での戦闘かはお好みで。

ステージ3・4:大阪〜モンスター大進撃
次なる舞台は大阪。大阪城を筆頭に、太陽の塔大阪城ホールなどを展望できる。

ステージ5・6:京都〜古都崩壊
古都・京都も、モンスターの餌食となった。金閣寺や清水など、人類の文化遺産も、モンスターの前には風前の灯だ。全体的に道路が広いので、闘いやすいステージ。

ステージ7・8:東京〜文明国家壊滅
最後の舞台は東京。高層ビルや国会議事堂、東京ドームなど、密度が高いステージなので、派手なバトルが展開できる。しかし、最終ステージだけあって、相手のライフ・強さともに半端ではない。

>攻略法
例として、ダッシュ技でダウンを奪う→引き起こして投げる→倒れているところを再度引き起こして投げる→置きあがってきたら再び小技やダッシュ技でダウンを奪う・・・を使用していくと、けっこう先のステージまで簡単に進むことが出来る。
もちろん、そんなパターンがいつまでも通用する事は無く、ステージが進む毎に敵はダッシュ攻撃を小技で止めるようになったり、打撃技の使い方が上手くなったりと、そう簡単にダウンを奪えなくなってくる。
そこから更に進むためには、新しいパターンや既存のパターンの組み合わせで攻略していかなければならない訳である。

難易度(5段階評価):☆☆☆☆

キング・オブ・ザ・モンスターズ
 1992年製、旧SNK発のアクションゲームで、前作「キング・オブ・ザ・モンスターズ」の続編。SFC版の発売元はタカラ。


 西暦1996年、世界各地で想像を絶するモンスターが一斉に出現、本能の赴くままに暴れ、人類の築き上げた文明を無残に破壊し尽くした。そして、ある時期を境に、モンスターたちは日本に集結した。

 東京、岡山、神戸、京都、大阪、広島を舞台にした、数々の死闘―――

 あれから3年が経ち、地球で生き残ったモンスターは1体と1匹と1人だった。そして、このモンスターたちに対抗する勢力が現われた。それが、地球外からの侵略者という最悪の事態だった。

「地球上の全生物に告ぐ!我々は今より地球全土の支配をここに宣言する!反乱、交渉は一切認めない。地球上の全生物は、我々の管理化に置かれるのだ!」

 今ここに、新たなる死闘の幕が下ろされる―――


>MVS版とSFC版との違い
 MVS版とSFC版との違いは、
1:操作方法が若干異なる。
2:ボスの性質などが変更されている。
3:MVS版にあったボーナスステージが、SFC版では省略されている。
4:ステージ構成は一部変更されている。
5:MVS版と比べ、若干優しくなった。

 この5点を挙げる。MVS版では、意地悪なほど、かなりの高難度だったが、SFC版では、若干難易度が抑えられている。とはいうものの、ボスはのっけから強いし、その他なんたらでゲーム自体の難易度は高いといえる。

>操作方法
 デフォルトで説明。

・基本操作
X:パンチ、Y:キック、B:ジャンプ、R:ガード、L:チャージ

・必殺技の使用方法
Lを押し続けることでチャージ。満タンになったら、L+任意のボタン。X、Y、Bの順にレベルが上がる。全ての技を使えるようになるには、Pアイテムを取らないとダメ。

>システム
前回がプロレスのシステムだったのに対し、今作は完全アクションゲームに変更されている。

>ステージ構成と攻略
基本的に、攻略法はMVS版とは変わらないので、こちらを参照すれば大体は攻略できるはず。こちらでは、SFC版で変更されたステージのみ挙げておこう。

BATTLE 2 - FRENCH CITY / vs. HORN DU OUT
花の都・パリが次なる舞台。歴史の古い街並みやエッフェル塔凱旋門を股に掛けた壮絶な戦いが繰り広げられる。ボスであるホーンデュアウトは寄生生命体で、体重・身長を自由に変える特殊能力を持つ。

MVS版:最初は小さい状態で出現し、攻撃を加えるたびに巨大化。プレイヤーサイズに巨大化してから、ライフゲージが表示、本格的なボスとの戦いになる。
SFC版:最初から巨大化した状態で出現する。

ホーンデュアウトのライフを全て奪うと、今度は突然頭部が体から分離し、頭部とのバトルが開始。

MVS版:ライフが一定量減ると2匹に分離。
SFC版:分離はなし。

SFC版では、エッフェル塔を挟んでのボス戦となる。


BATTLE 3 - GROUND CANYON / vs. YAM A MORDON
次なる舞台は、再びアメリカ。グランドキャニオンの壮大な大地が、戦いの舞台となる。

MVS版:ボス戦に、ザコモンスターがいやらしく乱入。口から吐く白い弾は、直接吐き出す事もあるが、地面に顔を潜らせてから発射する事が多い。
SFC版:ボス戦での、ザコモンスターの乱入はなし。口から吐く白い弾は、直接吐いてくる。

基本的な攻略法は、MVS版と同じ。


BATTLE 4 - DESERT / vs. KILIKILI
エリア表示は中東となっている。ステージ開始直後から、巨大な蟻地獄の上で闘うことになる。中心に引きずり込まれると、HP残量に関係なく即ミスとなるので注意が必要だ。竜巻に飛ばされると、地球侵略作戦の総司令官・キリキリが待ち構えている。

MVS版:一定量のHPを削ると、なんと2つに分裂し、挟撃を繰り出してくる。しかもLPはそのまま。きつい事この上なし。
SFC版:その場で回転しつつ放ってくる竜巻攻撃はない。一定量のHPを削ると、身体が赤く染まる。

分裂しない分、難易度は下がっている。


BATTLE 5 - SEA BED / vs. SACK EYES
舞台は大西洋。海底での戦いなので、このステージではジャンプボタンで泳ぐことになる。
海溝に落ちると、HP残量に関係なく即ミスとなるので注意が必要だ。このステージは短く、海溝を渡って少し進むと、ボスのサックアイズとの戦いに突入する。このボスは、恐らくこのゲームで最も胃がキリキリする相手である。起き上がりに攻撃を重ねてくる、追い討ち、人類側による援護射撃に加え、このステージでは「ジャンプ」が「泳ぐ」になるので、相手の方がかなり有利になる。厳しい。

MVS版:プレイヤーの攻撃をしょっちゅうこの殻でガード、ダウンすると殻に閉じこもるので、ダウン中に攻撃を加える事は一切出来ない、基地の砲台からは電撃弾を放ってプレイヤーの戦いをことごとく邪魔したりと、意地悪な要素がてんこもり。
SFC版:ダウン中に攻撃を加えることができるようになる、ガードしなくなった、基地からの砲台によるジャマはなし(潜水艦による攻撃はあるが)、と、意地悪な要素は大部分削られている。


BATTLE 6 - SEA BED / vs. EAT WOW
南太平洋の火山地帯で、ボスであるイートゥオゥとの死闘を繰り広げる。このステージはボス戦のみなので、ボスに勝てば、ステージクリアとなる。

MVS版:溶岩の部分に一定時間触れると少量のダメージ、火山の噴火口から火山弾噴出。
SFC版:溶岩の部分に一定時間触れると少量のダメージ、火山の噴火口から火山弾噴出、この2点は省略されている。

フィールドの状況だけでなく、ボス本体も相当に手強いので、相当の苦戦が予想される。


BATTLE 7 - HIDE-OUT / vs. KING FARMARDY
敵本拠地での最終決戦である。このステージは、いわゆるグラディウスで言うところのボスラッシュステージ。過去に倒したボスに加え、先ほど倒したイートゥオゥも出てくる。

MVS版:所々に点在する穴らしき部分からしばしば火柱が上がり、これに触れると炎上してダメージを受けてダウンしてしまうという仕掛けがある。
SFC版:仕掛けは無く、正真正銘のガチバトルとなる。

ラスボスのLPは相当高いので、時間切れタイムアップによるミスには気をつけたいところ。
残機に余裕があるなら、1つ捨てる覚悟で望もう。


難易度(5段階評価):☆☆☆☆☆